2016-09-19

香川レインボー映画祭に寄付してくださった方へのお礼として、田中が監督を務めた短編映画「エソラ」のDVDをもらえるコースがあるそうです。

 香川県を拠点に活動しているLGBTの自助グループ「プラウド」。9年前に行われたそのクリスマスパーティで、川田中商會のふたりは出会いました。当時は田中がプラウドのメインスタッフとして働いており、それにたまたま参加したのが川田でした。意気投合したふたりがその後どうなったかは、皆さんもうご存じの通りです。
 「プラウド」は定例会の他、LGBT当事者やそのサポーターが一緒に楽しめるイベントも色々企画しています。そのひとつが、「香川レインボー映画祭」です。LGBTがテーマの映画を世界中から集めて上映するそのイベントは、立ち上げの2005年から毎年欠かさず開催されており、今年でなんと12年目を迎えます。田中は立ち上げ時に協働していたスタッフのひとりでもあります。
 2013年にはプラウド初のオリジナル短編映画「エソラ」の監督を田中が務めたり、2015年には川田中家を追った松井蛙子監督のドキュメンタリ映画「ある家族の肖像」が上映されたりしました。また、映画祭のノベルティグッズを田中がデザインしていた時代もありました。(下は、第3回の映画祭で販売していたバッジのデザインです。)


 川田中家ともつながりの深い「香川レインボー映画祭」ですが、資金の工面は毎回大変そうです。当事者だけでなく、理解してくれる一般の方も多く来場されてはいますが、高松という地方都市での開催です。人口の絶対数は知れております。
 そこで、映画祭の主旨に賛同して資金援助いただける方を、世界中から広く募集することになりました。以下のリンク先をご覧ください。


[JAPANGIVING]
目標40万円!! 香川レインボー映画祭(2016.11.20)の開催にご協力下さい!!
http://japangiving.jp/p/2836


 幾つかのコースがあるのですが、3000円コースのお礼には田中が監督を務めた「エソラ」のDVDが含まれております。これは、あくまで関係者に配る目的で作られたもので、市販はされておりません。こういう機会がなければ手に入らないものです。このブログを見てくださっている方で、興味がある方はぜひご協力いただければと思います。



 田中は長らく、プラウドの一員として立ち働いておりました。しかし、川田中商會としての活動が盛んになるにつれ、プラウドに関わる時間がほとんど取れなくなりました。結局、卒業(と、勝手に呼んでいる。)を決めたのは今年2月のことです。(過去のブログ記事を参照のこと。「映画「エソラ」のDVDができました。そして同時に、田中はプラウドを卒業します。」)
 それでも、同性パートナーシップについて行政と意見交換する機会があればぼくらカップルにもお呼びがかかるし、今年はデザインのお仕事もいただきました。こんな風に、ゆるやかにつながっていけることが今はとてもうれしく思います。
 地方に暮らすLGBT当事者が、苦悩をひとりで抱え込まないように。何か、ヒントになるようなことを発信していけるように。プラウドが始まりから貫いている精神を、ぼくらも常に心がけております。この記事も、どこかの誰かに伝わりますように。


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