2019-07-09

讀賣テレビのニュースに川田中家が取り上げられました。


 7月5日の「結婚の自由をすべての人に」訴訟第2回期日の直前に、讀賣テレビから取材を受けました。その映像は、その日の夕方に流れたそうです。


 中之島にあるすてきなカフェで収録をしました。


 裁判で婚姻届の不受理証明書を見せる必要があったので、その原本を持って来ていました。


 橋本記者からは1週間ほど前に取材依頼があったのだけど、川田がこちらに前乗りしていたためふたりが揃う機会は裁判当日しかなく、結果、直前の取材となったのでした。


 大阪地方裁判所の正面口でもインタビュー撮影。


 ぼくらは結局、放送を見られなかったのだけど、ベテランの法廷画家が描いたぼくらの似顔絵が使われていたとか!それは是非にも見たかったな。


 取材でヘトヘトになりながら、大阪地裁の裏にある喫茶店「イーゼル」でちょっとひと休み。申し合わせていたわけではなかったけど、京都のまち&テレサカップルもすぐ後にやって来ました。香川県から田中と一緒に来ていた佐藤弁護士と、以前にぼくらのドキュメンタリー映画を撮ってくれた松井蛙子監督の6人で、裁判までのひとときを歓談しながら過ごしました。


 気のおけない仲間って、やっぱりいいな。みんなの笑顔をもらい、チャージ完了。


 これは後日談。裁判が終わった次の日も、川田中家は旅を続けていました。クラフトビールが飲みたくて、阿倍野にある「The Britannia」というお店で晩ごはんを食べたのだけど、お会計の時に見知らぬ男性から声をかけられました。

「昨日テレビで見ました!裁判、応援してます!!」

 まさか、そんなところでさりげなく見つけられるなんて。さすがにびっくりしました。でも同時に、すごくうれしかった。声をかけてくださった方、どうもありがとうございました。
 そそくさと自分の席に戻って行ったその人。川田が見てたら、その席のところからも手を振ってくれていたらしい。お茶目な人だ。
 街角でぼくらのことを見かけたら、皆さんも是非、あたたかい声をかけてやってくださいね。






取材の書き起こし記事、見つけました。



「結婚を認めて」同性カップル訴える 大阪

https://www.ytv.co.jp/press/kansai/38845.html


 同性同士の結婚が認められないのは憲法に反するなどとして、同性カップルらが国を訴えた裁判。男性同士のカップルが5日、大阪地裁で「結婚を認めてほしい」と訴えた。

 自分たちのことを「夫夫(ふうふ)」と呼ぶ男性同士のカップル。田中昭全さん(41)と川田有希さん(34)。田中さん「人生の伴侶というか、隣にいるのが当たり前みたいになりました」 川田さん「ずっと一緒にいて飽きない人なので、色々な発見が未だにあったりとか、尊敬もしていますし」

 11年前から一緒に香川県で暮らしてきた2人。しかし、同性カップルとして生活を続けていくことに、不安を抱いていた。田中さん「(川田さんとは)戸籍上は家族でも何でもないので、相続する時にちゃんと相続出来るのかという疑問がまずあって、結婚っていう形が一番わかりやすいし、一番合っているなって思ったので」。

 今年2月、田中さんと川田さんは地元の市役所に婚姻届けを提出。しかし、受理されることはなかった。田中さん「やっぱり僕らは(結婚が)出来ないんだなっていうのは、すごく残念に思いました」。川田さん「婚姻届けを出すことが、一歩一歩の積み重ねで色んなことが動くと思うので」。

 日本の法律では「異性としか結婚できない」とは明確に定められていない。しかし、国は同性同士の婚姻を認めていないのだ。大切なパートナーとの結婚を認めてほしい。今年2月、田中さんと川田さんを含む全国13組の同性カップルは、一斉に国を訴える裁判を起こした。

 原告らは、同性婚を認めないのは憲法が保障する「婚姻の自由」「法の下の平等」に反すると主張。一方、国側は憲法違反には当たらないとして、争う姿勢を示している。

 そして、この日。法廷での意見陳述のため、大阪地裁を訪れた2人。川田さん「ちゃんとした自分たちの権利をいただけるように、裁判所からも良い結果を得られたらいいなと思う」。田中さん「自分たちの生き方として、婚姻というのが必要なんですっていうことも、はっきりと言えたらいいかなと思っています」。

 午後3時半から開かれた口頭弁論では…。田中さん「ぼくらは国が動いてくれるのをずっと待っていました。でも一向に、法制化される気配がありません。いま、この瞬間にも辛い思いをしている同性カップルがいます。この国でぼくらが安心して暮らせるための法制化がなされない限り、この声を上げることは止めません」。

 同性婚を認める国が世界的に増える中、日本の司法はどのような判断を示すのか。裁判の行方に注目が集まっている。





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