田中昭全の新しい音楽作品「Período Azul（青の時代）」をBandcampにて販売しています。

　先日のブログでもお知らせしたとおり、Setouchi Art Jack 2023 交流イベントで披露した田中昭全の新しい音楽作品「Período Azul（青の時代）」がようやく完成しました。田中昭全のBandcamp にて販売しております。よければご購入くださればと思います。
　「新曲」という位置づけですが、正確には10年ほど前に作った楽曲がベースとなっております。当時とあるライブで披露したのですが、その際には歌の旋律と英語詞もありました。今読みかえすと英語が稚拙なこともあり、今回は日本語詩で書き直したりもしてみたのだけど、これまた歌うのが大変にむづかしい。他のメロディーに差し替えてみたりもしたのだけど、なかなかうまくいかない。結局シンプルに、インストゥルメンタルとして完成させることにしました。
　しかし、それでもまだ問題が。ベースとなった曲は古い機材で制作したものなので、すでにミックスダウンを済ませたオーディオ音源しか残っていませんでした。仕方なく細かい音色調整を何度もくり返し、ひとまず聴けるところまで持って行きました。
　今回は、父母ヶ浜でフィールドレコーディングした環境音も入れました。砂浜を歩いていると波と波がぶつかり合うポイントをたまたま見つけました。そこで録った波音をMIXしています。元々、瀬戸内の青い空と青い海をイメージして作っていた楽曲なので、それが入るだけですっかりまとまった感じがしました。

　タイトルは「青の時代（Período Azul）」です。いわゆるピカソの初期作品を指す言葉です。個人的にはその時代の絵の方がすきだったりするし、今回の楽曲もわりと昔に作ったということもあってタイトルにいただきました。
　スリーヴ写真は、父母ヶ浜で川田有希に撮ってもらったものを使いました。レタッチはわたしがしたのですが、まさに「青の時代」の色調になったかなと思います。

　未完成だけど、歌詞とボーカル以外はほぼほぼ完成している楽曲がまだ2曲ほどあるんですが、そちらもこのイキオイで完成させたいところです。