2022-11-05

ミナクマリの「解放」という曲のミュージックビデオを田中昭全が監督しました。

 


 シタール奏者であり、シンガーソングライターであり、チャイのブレンダーでもあるアーティスト・ミナクマリ。彼女の最新ミニアルバム「Anunaad」に収められている「解放」という曲のミュージックビデオを、川田中商会の田中昭全が監督しました。




 5月のソロライブツアーで香川に訪れた際、川田中商会の拠点であるOneKoanに滞在してもらい、三豊市の志々島と父母ヶ浜にて撮影を行いました。歌詞の内容通り、解放感のある三豊の風景の中で伸び伸びと歌ってもらいました。カメラマンも兼ねた田中は、それをどこまでも追いかけて撮影しました。


 インスタ映えで話題の父母ヶ浜は、全国から観光客が訪れます。海に沈んでいく夕陽とともに、浅瀬の水面に映る人影を撮影するととても美しい写真が撮影できます。しかしここは、昼間の砂浜もまた美しいのです。ミナクマリの歌詞に「空は水色」とあるところから、わたしは真っ先にここで撮影することを思いつきました。
 また「エネルギー 流れていく」の歌詞からは、志々島に生育している樹齢1200年の大楠を連想しました。ほんとは大楠の上に上ってもらって撮影したかったのだけど、老齢の木に負担かけてしまうのは良くないということで、今回は志々島の別の場所にある若い木に上らせてもらいました。


 志々島でいちばん標高の高いところにある「横尾の辻」の若木。すこし上れば、瀬戸内の島々が一望できます。ビデオの最後に、ミナクマリの真骨頂・インドの伝統楽器であるシタールを弾くシーンが出てくるのですが、この木の上で演奏してもらいました。心なし、ミナクマリの表情も朗らかです。


 ミュージックビデオには使わなかったのですが、志々島の大楠の前と、父母ヶ浜に自生しているさらに若い木の前で、シタールの即興演奏をしてもらいました。神秘的なその音色に、観光客の皆さんも聴き惚れていました。


 父母ヶ浜では、ミナクマリのアーティスト写真も撮影しました。浜に自生しているコウボウシバに寝転んでもらって、撮影しました。ミュージックビデオの、いちばん最初のシーンです。


 そして、典型的な父母ヶ浜の画は、タイトルコールに一瞬だけ使いました。この日は春霞がかかっていて、夕陽がはっきり落ちる姿こそ見れなかったものの、ぼんやりと橙色に染まる空がとてもきれいでした。


 昼間の父母ヶ浜と、夕方の父母ヶ浜はこんなに違うんですよ。あなたはどちらがおこのみですか?


 ひとつ前のブログでも告知した通り、今月26日には我が家でライブを行います。ミュージックビデオに触れて興味を持たれた方は、ぜひ、お聴きにおいでください。



 ここからはおまけ。



 ビデオが完成した先日。撮影場所になった志々島を、田中は一人で再訪しました。


 1200年の長きに渡って島に生き続けている大楠は、相も変わらずその幹を威風堂々と伸ばし続けていました。


 ミュージックビデオでも冒頭に出てくる展望台「楠の倉」から見える瀬戸内海は、相変わらず穏やかで、ここに暮らしていることがまるで夢のように思えました。ちなみに川田中商会が拠点にしているOneKoanは、この島の対岸に位置します。言わばご近所なのに、今年の今年まで来たことがなかっただなんて、嘘みたい。


 志々島にはやぎさん一家も住んでます。そして、移住された方たちが情報発信しています。ミナクマリのミュージックビデオで興味を持たれた方は、良かったら遊びに行ってみてください。志々島の公式サイトもあります。


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