2021-10-03

国会議員・小川淳也さんのトークイベントに、川田中家がゲスト参加します。



 「結婚の自由をすべての人に」訴訟の原告として、ぼくらが最初の院内集会に参加したのは2019年11月19日でした。まさに、新型感染症パンデミックの直前です。香川県出身の国会議員さんを訪ねて議員会館を回り、院内集会への参加を呼びかけさせていただきました。
 その際、ぼくらが直接お会いできた国会議員は小川淳也さんだけでした。ぼくらが同性婚を求めているその理由などもしっかり理解してくださっていて、そんなに長い時間ではなかったのですが、とてもよい交流が持てました。


 田中が、小川淳也さんの存在を意識したのは、それが最初ではありませんでした。さかのぼること2003年頃。彼が国政に挑戦しようとしていた頃だったかな?ぼくは友人に誘われ、彼の後援会に参加しました。社会をよくしたいという熱い思いがほとばしるその演説を聞いていたら、ぼくはいつのまにか泣いていました。世の政治家にありがちな、表層だけをなぞった薄っぺらい言葉ではなく、生きている人間の魂から発せられる言葉の数々が、ぼくの心の中にずんと響いたのです。
その時から、小川淳也さんの存在はより身近なものとして感じていました。
 一度の落選後、ついに国会議員となった小川淳也さんは、高松を拠点に活動する性的少数者の自助グループ「プラウド香川」の会合にも参加してくれたことがあります。まだ、LGBTという言葉が浸透していなかった時代です。生活者であるぼくらの声を、面と向かって直接聞いてくださいました。
 院内集会の数ヶ月前、2019年8月25日には香川県丸亀市にて「丸亀レインボーパレード」が行われました。LGBTの権利向上を謳うこのパレードは、四国で初の開催となりました。このパレードにも、小川淳也さんは参加してくださっていました。


 川田中家と小川淳也さんのそんな関わりを、知ってか知らずか、BOOKMARUTEの小笠原さんからメッセージがありました。「小川淳也さんの本の出版記念イベントをするのですが、ぜひご本人と対談しませんか?」ふたつ返事で引き受けましたとも。
 イベントの詳細は以下になります。クレジットはないですが、川田中家も少しだけお話しする予定にいなってますので、ぜひご来場ください。



【なぜ君は総理大臣になれないのか】各種出版トークイベント

日時:2021年10月10日(日)13時〜14時
場所:BOOKMARUTE
参加:入場無料。ただし、事前申し込みが必要。【トークイベント申し込みフォーム】よりお願いします。定員15名。それを超える場合は、会場が変更になる可能性あり。Facebookのイベントページをご参照ください。小さなお子さんを連れての参加も可能です。
出演者:小川淳也(国会議員)http://www.junbo.org/
小川淳也さんをゲストに迎え、最近出版された小川淳也さん関連書籍のお話しをしていただきます。当日は、書籍の販売もありますが、他店で購入頂いた関連書籍へのサインも可能です。是非、みなさんのお越しをお待ちしています。


[書籍内容紹介]

「なぜ君は総理大臣になれないのか」

人間は失敗する。政治家も失敗する。しかし失敗を認めて苦悩する政治家は少ない。より良い社会をつくろうと苦悩する人間は、権力を握れるのだろうか。コロナ禍の只中で異例のヒットを記録した小川淳也の17年を追ったドキュメンタリーそのシナリオを完全収録!

目次:
対談 なぜ僕たちは君を総理大臣にできないのか(大島新/井手英策)/採録シナリオ なぜ君は総理大臣になれないのか/特別寄稿(「小川淳也は総理大臣になれない」という常識を覆すために必要なこと(鮫島浩)/なぜ君は選挙に遊びにこないのか(あかたちかこ)/なぜ君は家族総出で選挙を行うのか(畠山理仁)/なぜ私は選挙があまり好きじゃないのか(富永京子))

著者:
大島 新(おおしま・あらた
1969年神奈川県藤沢市生まれ。1995年早稲田大学卒業後、フジテレビ入社。『NONFIX』『ザ・ノンフィクション』などドキュメンタリー番組のディレクターを務める。1999年フジテレビを退社、以後フリーに。MBS『情熱大陸』、NHK『課外授業ようこそ先輩』などテレビ番組多数。2007年、ドキュメンタリー映画『シアトリカル 唐十郎と劇団


「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた」

50代、単身、フリーランス、お金なし。さらにコロナ禍でバイトをクビに──。
──ライターと国会議員・小川淳也さんが繰り広げた“政治問答365日”
息が詰まるほど不安で苦しい生活が続くのは、「私のせい」?
まったく分からない“不安”の正体を知るべく降り立ったのは、永田町・衆議院第二議員会館。
この「分からない」を解決するために、国会議員の小川さんに直接聞いてみることにしたーー。
映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』で話題の国会議員・小川淳也に、相撲・音楽ライターとして活動する和田靜香が、生きづらさの原因を直接ぶつけた汗と涙の激論の数々!
お金、住まい、税金、働き方、ジェンダーなど、人それぞれが抱える悩みを政治の力を使って解決へ導く一冊。

著者:和田 靜香(わだ・しずか)
相撲・音楽ライター。千葉県生まれ。著書に『世界のおすもうさん』、『コロナ禍の東京を駆ける――緊急事態宣言下の困窮者支援日記』(共に共著、岩波書店)、『東京ロック・バー物語』(シンコーミュージック)などがある。猫とカステラときつねうどんが好き。

取材協力:小川 淳也(おがわ・じゅんや)
国会議員。1971年・香川県生まれ。東京大学法学部卒。1994年自治省に入省し、2003年に民主党より衆議院議員選挙に初挑戦するも惜敗。2005年に初当選。現・立憲民主党所属の衆議院議員(5期/2021年7月現在)。レンチンした「おあげさん」が好き。


「本当に君は総理大臣になれないのか」

「地盤・看板・カバン」なし。野党で子分もいなくて、ほぼ無名。 なのに、「将来の総理候補」として最近、人気上昇中。 自称「日本を良くする政策オタク」。永田町での仇名は「修行僧」。 そんな50歳の清貧代議士に、忖度&お世辞一切抜きの本音でストレートに聞いてみた――。 「小川さん、持続可能(サステナブル)な日本をつくるとか言うけど、そんなこと本当に可能なんですか? 万年野党・弱小議員のアナタが言っても所詮、絵に描いた餅では?」「政治主導」って結局、政治家の利権につながるだけでは? ガチンコ インタビュアー、ノンフィクション作家・中原一歩が描く小川の半生。

著者:中原 一歩(なかはら・いっぽ)
1977年佐賀県出身。15歳の時に父親の経営する会社が倒産。世にいう「夜逃げ」を経験する。幼いころから父親との折り合いが悪く、夜逃げの途中で家出を決意(正確には、その時点もう家はなかったが・・・)。したがって、一年遅れで高校を卒業。
その後、福岡(博多)で屋台を経営するいかす”おやっさん”に拾われ、青春時代の3年間をラーメン屋台のはだか電球の下で過ごす。20代は世界を放浪する日々。南極から北朝鮮。アマゾンの源流から空爆下のアフガニスタン、イスラエル・パレスチナなどおよそ80カ国に行った。この頃から執筆活動を始め、社会や政治などをテーマに、数多くの雑誌やウェブなどに寄稿している。
著書に『奇跡の災害ボランティア「石巻モデル」』(朝日新書)、『最後の職人・池波正太郎が愛した近藤文夫』(講談社)、『私が死んでもレシピは残る 小林カツ代伝』(文春文庫)、『マグロの最高峰』(NHK出版新書)、『「㐂寿司(きずし)」のすべて』(プレジデント社)など。





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