2020-09-30

関西学院大学の「関学レインボーウィーク」にて川田中家のふたりが講演をします。


 春に予定されていた講演会が、新型コロナのために延期されていました。川田中家は10月に、いくつかの講演会で講師を務めます。
 関西学院大学の「関学レインボーウィーク」での講演は、オンライン開催となりました。学生たちに直接会えないのは残念ですが、しっかり務めさせていただこうと思います。
 今回は、学生でなくても視聴できるようです。詳細はリンク先をご参照ください。







【関西学院大学主催秋季人権問題講演会】

演題:「ぼくらが同性婚を求める理由。」
講師:田中昭全
日時:2020年10月8日(木)11:10~12:40
*詳細はこちら→ https://www.kwansei.ac.jp/r_human/r_human_016347.html

<講演内容>


 2001年4月に世界で初めての同性婚がオランダで認められて以来、ヨーロッパを中心とした人権先進国から同性婚の法制化が始まりました。2020年現在、およそ世界の30を数える国で同性同士の結婚が認められています。一方日本では、昨年の段階でもなお「同性婚は検討しない」という閣議決定が下されるなど、一向に法制化される兆しが見えません。
 2019年、今回の講師である田中昭全は、11年連れ添った同性パートナーの川田有希とともに国を相手取った訴訟を起こしました。同性同士の結婚を認めないのは憲法にある「法の下の平等」や「結婚の自由」などに反しているとして、日本で暮らす13組の同性カップルと一緒に声を上げています。
 また、日本では地方自治体が率先して「パートナーシップ制度」を導入しています。申請すれば公的にカップルと
認定されるこの制度は、法的拘束力はないものの、30を超える自治体で整備されています。
 世界で多様性の尊重が叫ばれる中、同性婚ができないことで何に困るのか、具体的な事案を交えながら解説していきます。


<講師紹介>

・講師:田中昭全(たなか あきよし)
・ゲストスピーカー:川田有希(かわた ゆうき)

 香川県三豊市に暮らすゲイカップル。2008年に出会い、それからの12年間を互いに支え合い家族として暮らしている。セクシュアリティはオープンにしているので、両親や友人たちにも公認である。
 「川田」の姓と「田中」の姓が「田」でつながることを発見し「川田中家」と自称するようになると、いつのまにかその呼び名が定着した。地方の社会において、男女のカップルと変わりなく受け入れられている。
 田中はアーティストとしても活動しており、絵やデザインや音楽制作・映画監督、イベントプロデュースなど、その活動は多岐に渡る。川田は演劇の制作をしており、劇団や俳優などの地方公演をマネージメントしている。また近年は、ふたりでLGBT(性的マイノリティ)に関連した講演や啓発活動なども多数行っている。



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